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2003年08月24日

一眼レフでダイビング写真(1)

nx-100-pro.jpg前回の一眼レフとデジカメとビデオの比較記事で予告(!?)しましたが、今回は最近ほとんど注目されていない一眼レフでのダイビング写真について二回に分けて書いてみたいと思います。

  1. 機材はどのくらいかかる? 一眼レフしかもフィルムで撮るとなると、やはり一番心配なのがこれですよね。特に、一眼レフの場合は必ずハウジング(ニコン系ならシーアンドシーアンティス、キヤノン系ならイノンなど)が必要なのですが、カメラによってハウジングがよいのがなかったり、ハウジングによって使えるレンズが限られていたりします。私もキヤノンの方がオートフォーカスが速くてEOS5を持っていましたが、結局、水中写真を始めるときにニコンのF100にしました。

    予算を抑えるにはカメラをニコンU、ハウジングをNX-65U、被写体にあわせて好きなレンズと、レンズにあわせてポート、最後にストロボというのが基本の組み合わせです。その他こまごまとシンクロコードアームを揃えると、30-40万円程度にはなってしまいますね。。。

    実際に購入する際には、水中カメラ専門店で納得いくまで相談されることをお勧めします。実際に何が自分にあっているのか、長く使えるのか、少しずつ機材を買い足していけるのか、など質問してみてください。

  2. ランニングコストは?
    一眼レフの維持費はフィルム、現像代と保険です。フィルムは普通のISO100または400のネガを使用すれば、別に水中だから特殊なものが必要なわけではありません。ただネガフィルムはプリントする際に、自動的に色が機械で補正されてしまいますので、なかなか思った色にならないことが多いようです。機械もそんな水中で撮影した全体がブルーの写真のプリントなんてあまり経験がないのでしょうね。どうせ一眼レフでハウジングで水中撮影するのであれば、自分が狙った色味が出しやすいポジフィルムにチャレンジしてもいいのではないかと思います。ポジフィルムとネガフィルムの比較のページにとても分かりやすく解説されています。

    ポジフィルムの現像は1本あたり600円くらいで、プリントはしませんので現像に出したらスリーブ(6コマずつに切って袋に入れてもらう)で返してもらいます。これをライトボックスルーペでチェックするという感じになります。

    銀塩一眼レフを持っていても、保険までかけている方は少ないのではないでしょうか。水中撮影を楽しむなら、保険は「絶対に」必要です。幸いにも私はまだお世話になったことがありませんが、、、カメラ、レンズ、ハウジングとストロボは水没保険に入っておくのがよいと思います。水没保険は中古機材では入れないことが多いので、水中カメラ専門店で機材購入時に加入がいいですね。一年更新で少しずつ保険料が安くなります。通常の動産総合保険で水中撮影も対応できるかどうかは微妙なので、ハウジングで撮影するための保険だということと、補償金額がカバーできることを確認して、お店で申し込む必要があります。ちなみにハウジングが水没すると、海水でびしょびしょになりますのでおそらく修理不能になると思います。

  3. 重くて持ち運べないのでは?
    水中では-1kg程度のマイナス浮力になる一眼レフのハウジングも、地上ではかなり頭の痛い存在です。私はカメラは手持ちで、ハウジングとレンズとストロボ二灯(フィッシュアイなら必須)とその他を釣具のクーラーボックスLC-024B24リットル入りに全部入れて、なんとかカメラ別15kgで収まるかどうか、という状況です。国内にしろ海外にしろ、移動は車になってしまいます。プロテックスなどの高価なケースを使われる方もいらっしゃるようですが、私は逆に魚でも入っていそうなクーラーボックスのほうが狙われなさそうでいいかなと思っています。クーラーボックスがいいというのはプロの水中カメラマンの方に教えていただきました。ただ、海外の税関などでは魚だと思われていろいろ質問されます(笑)。

次回は、撮影した後のことを書いてみたいと思います。
(English follows...)

Diving Photography with SLR (2)

As promised in the previous SLR, Digital Camera and Video Comparison article, I'd like to spend two posts about ideas and tips to use SLRs.

  1. Cost of Underwater Photo Equipment Yes, as is with my case, the biggest concern to start underwater photography is the cost. If you go with SLR, you will need a "housing" (SEA&SEA or Anthis if you use Nikon cameras, INON for Canon, for example). Note that only a few cameras have matching underwater housings, and these housings support only a limited number of lens. Personally I liked the fast autofocus of Canon cameras and had EOS5 before starting diving photo, but switched to Nikon F100 for wider choice of housings and lens.

    Here's a typical low-cost set: Nikon U camera, NX-65U housing, your preferred lens that suit your subjects, matching ports for the lens, and finally strobes. In addition you will need some accessories such as sync cord and arms. The total would be approximately $2,500 - $3,300 at the least...

    When you purchase these equipment, I would strongly suggest you consult with experienced underwater photo pro shop. Ask questions like "what type of equipment matches my interest?", "can I use this equipment for a long time?", "is it possible to upgrade the equipment bit by bit?" until you completely understand and are satisfied with the answers.

  2. What about running costs?
    Once you purchase the equipment, you will need films, development and insurance. You can of course use standard ISO100 or ISO400 negative films that are used with compact cameras. However, when you print from negative films, color will be automatically corrected by the printer, so it is sometimes difficult to reproduce intended colors with negatives. Guess those printers at the photo labs do not have experience in printing such blue-ish scenes underwater! On the other hand, with positive films or slide films, you can control colors, contrast and exposure; if you go with housed SLR this is the choice. Dave Read's site clealy explains film choices.

    Development processing of slide film costs about $5 per film in Japan, and you get unmounted "sleeves". Use a light box and a lupe to enjoy.

    Only a small number of SLR owners have their cameras covered. To enjoy underwater photography, flood insurance is a must. I'm fortunate enough that I haven't flooded yet... cameras, lens, housings and strobes should be covered under the policy. Some policies do not allow used equipment, so I would recommend applying for the policy when you purchase the equipment at underwater photo pro shop. Double check that the policy covers scuba diving as activity, flooding damages and the maximum liability is enough for your expensive equipment. If you flood with saltwater, everything will be completely damaged and will become not repairable.

  3. Is it heavy to carry?
    Underwater, an SLR housing set has approximately -1kg float. On the ground, it is a headache; in my case I carry F100 camera by hand, and put housing, lens, two strobes (necessary for fish-eye lens) and everything else into Shimano fishing cooler LC-024B (24 liters), which weighs almost 15kg. Some photographers use expensive cases such as Protex, but for security reasons cooler (looks like fish inside) might be better. I learned this from a professional underwater photographer. Customs officials at airports usually guess it's fish inside and ask questions, though.

In the next article, I will write about digital scanning and storage.

投稿者 hiroshiy : 2003年08月24日 10:04

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コメント

投稿者 JohnClark : 2004年09月29日 10:23

おはようございます。お世話になっています

来年のことを言うと、鬼が笑うと、言われそうですが、オリンパスがフォトキナに合わせて発表したデジタル一眼レフ「E-300」のニュースリリースの中に、別売アクセサリー(なんとメーカー純正です)

防水プロテクタ「PT-E01」
(発売日:2005年春予定、希望小売価格:未定)
水中写真の楽しさをさらに広げる「E-300」用の防水プロテクタです。一眼レフを使用して、水深60メートルまでの水中撮影を可能にします。

というとろころが、気になりました。

http://www.olympus.co.jp/jp/news/2004b/nr040928e300j.cfm

これに、同時発表された、「ED 7-14mm F4.0」(もう少しレンズが明るいとうれしいのですが)のレンズが、このハウジングに入れば、コンパクトデジカメのレリーズタイムの遅さに悩まないで、超広角の画像がとれるかなあ!と、思っています。

投稿者 hiroshiy : 2004年09月30日 00:43

JohnClarkさん、ブログでも拝見しました。銀塩だとF4.0という時点で「あー日本では使えない、、、」となってしまいそうですが、デジタル一眼ならISO200とか400も使えそうなので(ノイズは増えるでしょうが)、許容範囲かと思います。
7-14mmだと35mm換算で14-28mmですか。14mm端ではドームポートでないと難しいでしょうから、ポートのアクセサリがない時点であまり期待はできないかな?? オリンパスさんがそこまでやる気なら私も買います!!

投稿者 JohnClark : 2004年09月30日 10:06

おはようございまうす。
「あー日本では使えない、、、」って、「日本で潜られてるんですか?」、と、てっきり、リゾートダイバーと思ってましたので、失礼しました。
メーカーのサイトには、数行の記事だけで、写真もありませんから、どこまで対応というのは、わからないですよね。メーカー純正のハウジングを出すということは、メーカーは違いますが、「RS」依頼のメーカー純正の水中一眼レフカメラということになると思うんですよ。
オリンパスのハウジングは、赤がメーカーカラーになっているからといって、一眼レフ用までも、真っ赤になって出てくるのでしょうか?水中では、赤は、色が茶色っぽくなる(ワープフィンの赤なんて、水中では全然赤くないし)から、どうなんだろうと、思いますけれども。
来年の春まで、待ちですね。

投稿者 hiroshiy : 2004年10月13日 23:32

JohnClarkさん、実は日本でもちょっとは潜ってますよ。沖縄とか伊豆とか。。。神子元も何度か通っていたのですが、最近は行ってないです。ハンマーヘッドとか撮りたいですねー。

オリンパスの件は私もD70とかに浮気せずしっかり待ってみたいと思います。

投稿者 JohnClark : 2004年11月02日 17:49

hiroshiy さん、いつも、お世話になっております。
都内某所のカメラ屋「お○さ○」で、先に紹介しましたレンズセットが、とんでもない値段で、メールで見積もってくれました。
来年春発売のNEW-EOS-KISSが出ると負けるのが見えているとはいえ、この値段では、コンデジ上級機のマーケットが崩壊します。まだ、発売前で、これって、本当に!っと、思います。

投稿者 hiroshiy : 2004年11月03日 01:20

JohnClarkさん、それはそれは楽しみですね。

私のほうはキヤノンに鞍替えしようか、、、悩んでおります。ニコン用のデジタルTTLストロボ欲しいです。

投稿者 JohnClark : 2004年12月03日 19:07

こんばんわ。お邪魔しています。
今日、発売になったE-300と同時に、新しいレンズ発売のロードマップが発表になりました。
http://www.olympus-esystem.jp/products/lens/pdf/zuiko_roadmap_jpn.pdf
7-14ミリの広角ズームは、F値4の為に暗いと、思いましたが、今度は、10ミリ(35ミリ換算で、20ミリ)の「魚眼」がデビューらしいです。あくまでも、計画ですが、机上で、ああだ、コウダと、楽しみましょう!。e-300は、レンズ無しでも、来年1月発売と前倒しになったし、しばらくは、購入した人からのレポートで判断ですねえ。
ところで、hiroshiyさんは、また、キャノンに戻るんですか?D70も、すごい安くなってるし、発売から半年すぎており、安定している分だけ、安心かなあ、と、思います。
が、問題は、フラッシュですか?

投稿者 hiroshiy : 2004年12月03日 22:23

JohnClarkさん、こんばんは。いつも情報が早く、いろいろ教えていただけるので感謝しています。E-300はオリンパス、かなり本気を出していますね。私は広角ズームもフィッシュアイもどちらも興味があります。広角ズームF4.0は銀塩ではちょっと暗いですが、デジカメだとISO200にすれば一段分稼げますので、それほど問題にならないかも?

今のところJohnClarkさんがおっしゃるとおり、TTLフラッシュがネックになっています。ワイドで露出決めうちはちょっと私には難しいです。

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