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2005年11月27日
カーナビ比較
毎日都内を車で移動する私は、車に乗る前はいつも携帯電話の「ATIS交通情報」(有料サイト、200円/月)を利用してきました。アルファ166は一応カーナビが純正装着なわけですが、VICS(Vehicle Information and Communication System)に対応しておらず渋滞情報を見ることができないため、出発前や重要な分岐ポイントなどで交通情報をチェックし、渋滞の状況に応じてルートを変更していました。また、よく運転するため、だんだんといつも通る道がパターン化してしまい、大した渋滞にも会わなくなりカーナビもあまり使っていませんでした。カーナビでVICSが使えればATISは使わなくてもよさそうですが、実はVICSにはFM多重・光ビーコン(一般道路)・電波ビーコン(高速道路)の三種類があり、FM多重はどこでも受信できますが、光・電波ビーコンはビーコン装置の下を通過しなければ受信できないため、朝一番やしばらく駐車した後などは最新の渋滞情報を入手できないという問題もありました。私の家から会社までは光ビーコンの下を1ヶ所しか通りません。FM多重で送られてくるVICS情報には、一般道の「リンク旅行時間」と呼ばれる、区間の実際の通行時間情報が含まれていないのです。
このVICSの問題を解決したのが「オンデマンドVICS」で、車内から携帯電話やデータ通信カードなどを利用して、どこからでも日本全国のリンク旅行時間を入手できるサービスです。2002年モデルのパイオニアAVIC-T1ではCDMA2000 1Xのデータ通信モジュールを内蔵して実現していたのですが、さすがにこれは不便ということで、2005年モデルからはケーブルで携帯電話をカーナビに接続するのではなく、Bluetooth経由(DUN=ダイヤルアップネットワークプロファイル)でデータ通信を行ったり、CF型のデータ通信カードをカーナビ本体に挿せるようにするなどの対応がされています。これなら「朝一番、今日はちょっと遅くなっちゃったけど、運よく幹線道路が空いていないかな?」などの状況にも柔軟に対応できるわけです。この機能が最終的には決め手となって、今回カーナビを比較・購入することとなりました。
アルファ166にはICSと呼ばれるシステムが純正装着されていて、オーディオ(FM/AMラジオ、CD、カセット)・カーナビ・エアコンが2DINのスペースに装着されています。セキュリティの役割も一部果たしているようで、取り外すことはできません。カーナビを取り付けるには、ICSはそのままで別の場所に工夫して取り付ける必要があります。したがって必然的にアルファ166にカーナビを取り付けるには、オンダッシュ型を選択しなければなりません。オンダッシュ型は本体とモニターが別々に取り付けられるタイプで、モニターをダッシュボード上に、本体をそれ以外のどこかに設置します。オンダッシュ型の反対はインダッシュ型で、これは2DINまたは1DINのスペースに本体とモニターの両方が収まっていて、モニターがDINの設置スペースに収納されるタイプを言います。インダッシュ型の場合、モニターは運転席から見える必要があるので、少なくともダッシュボード近辺にDINサイズのスペースがあることが前提となりますね。
カーナビのメーカーはインダッシュ型のラインアップが多く、オンダッシュ型は比較的少ないのですが、どちらでも機能はそれほど大きく変わらないようです。今回カーナビを購入するに当たっては、HDDナビの最上位機種でオンダッシュモニター、という条件で比較しました。機種はパイオニアのサイバーナビAVIC-XH990、パナソニックのストラーダCN-HDS905DとソニーNV-XYZ777EX
| モデル | AVIC-XH990 | CN-HDS905D | NV-XYZ777EX |
| メーカー | パイオニア | パナソニック | ソニー |
| 液晶モニター | 7型480x234 | 7型800x480 | 6.5型800x480 |
| CDをHDDに保存 | ○(CDDBをデータ通信で更新可能) | ○(CDDBをPC経由で更新) | ○(CDDBをPC経由で更新) |
| MP3再生機能 | ○(MP3/WMA) | ○(MP3) | ○(MP3/ATRAC3) |
| CD/DVDプレーヤー機能 | CD-R/RW、DVDビデオ、DVD-R/RW | CD-R/RW、DVDビデオ、DVD-R/RW | CD-R/RW、DVDビデオ(MEX-R1必要)、DVD-R/RW, DVD+R/RW |
| TV/FM/AM機能 | 地上波TV | 地上波TV、地上デジタル(TU-DTV100必要) | 地上波TV |
| 渋滞回避機能 | VICSレベル3、渋滞予測データ、オンデマンドVICS、抜け道データ、学習機能 | VICSレベル3、渋滞予測データ、抜け道データ、学習機能 | VICSレベル3、学習機能 |
| VICSビーコン | オプション(ND-B6) | オプション(CY-TBX55D) | 標準装備(NVA-VB5 |
| 通信機能 | Bluetooth (HFP、DUN)、携帯電話・PHSのケーブル接続、CF型データ通信カードによる、オンデマンドVICS・CDDBデータ取得・メール・ブラウザ | なし | CF型データ通信カードによる、メール・ブラウザ |
| GPS | 12チャンネル | 12チャンネル | 12チャンネル |
| ETC | 利用履歴 | ETCレーン拡大図・利用履歴 | 利用履歴 |
| 3Dジャイロ | ○ | ○ | ○ |
| iPod連携機能 | ○(CD-IB10) | × | × |
| リアビューカメラ | ND-BC1 | TW-CC180B | XA-700C |
| オービスデータ | オービスライブ | 非公式に存在(オービス・ガイド) | なし |
このカーナビの比較表にあるように、オンダッシュ型では何を重要視するかで選択が変わってきます。渋滞回避がとにかく最優先なら、BluetoothまたはCFデータ通信カードによるオンデマンドVICSに唯一対応しているカロッツェリアAVIC-XH990。見やすいWXGA高解像度画面と、地上デジタルTV・DVDをクリアに楽しみたいならストラーダCN-HDS905D。WXGA高解像度でソニーらしいデザインの良さ、およびカスタマイズが可能な便利さ(例えば地図は欲しい県の地図だけ購入できます
私はオンデマンドVICSとBluetooth対応の二つだけが理由でAVIC-XH990にしました。もちろんVICSビーコン、Bluetoothユニットも装着です。今回の取り付けは、大塚電装さんにお願いしました。AVIC-XH990は本体・ハイダウェイユニット・モニターの三ユニット構成で、本体はCD・DVD・CF型データ通信カードを出し入れするため助手席の下に、ハイダウェイユニットは後部座席の下に、モニターはダッシュボード上の小物入れを改造して取り付けていただきました。以下に、AVIC-XH990を使用してみての感想を書き足して行きたいと思います。
- オンデマンドVICSは便利。
- Bluetoothは便利だが、なぜかヘッドセットプロファイルかハンズフリープロファイルが携帯電話と接続されない限り、DUNが使えない。したがって、自分の好きなヘッドセットで携帯の着信を取り、データ通信はナビと携帯をBluetoothで、、という使い方はできず、データ通信を使用する場合はハンズフリーユニットを使用するしかない。
- CF型データ通信カードとしてVC701siがサポートされているが、これは使えない場合がある。私の場合はほとんど使えなかった。おそらくノイズなどの問題があるのではないか。
- 行き先を指定してルートを探索する場合、渋滞予測データを使ってルート探索をするのをデフォルト設定にできないようだ。せっかくオンデマンドVICSに加え過去の渋滞統計データまで持っているのに。。実際、オンデマンドVICSで渋滞情報を最新にしてからルート探索を実行し、間をおかずに渋滞予測ルート探索を実行すると、多くの場合異なるルートを案内される。
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(Japanese Only)
投稿者 hiroshiy : 2005年11月27日 23:04
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