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2006年08月28日
ダイブコンピュータの選び方
そもそも無減圧限界時間とは、ダイビング中にその水深にずっといたとして、体の中に窒素がいっぱいに溶け込んでそれ以上溶け込まなくなる状態(飽和状態といいます)になるまでの時間をいいます。水深が深ければ深いほど、短時間(ものの数分)で飽和状態に達します。一概には言えないのですが、-10mより深い水深では無減圧限界時間は減少し、それより浅い水深では増加すると覚えておくとよいと思います。無減圧限界時間を越えないダイビングを「無減圧潜水」と呼び、無減圧限界時間が一瞬でもゼロになるダイビングを「減圧潜水」と呼びますが、一般のダイビングでは無減圧潜水しかしてはいけないことになっています。従って、ダイブコンピュータの使い方としては、無減圧限界時間がゼロにならないように潜ればいいのですね。数字が減ってきたら、ダイビングのおおよその残り時間を考えつつ少し浅めに深度を取ればOKです。特に、無減圧限界時間が5分を切ったら、できる限り5m以上深度を浅くしたほうがよいようです。無減圧限界時間が少なくなってから浮上しても、ある程度の深度がある場合はやはり無減圧限界時間は減少していきますので注意が必要です。
万が一減圧潜水になってしまった場合、よくダイバーの間では「減圧を出す」とか「デコを出す」などといいます。この場合は、特に落ち着いてダイブコンピュータの指示に従う必要があります。減圧潜水の場合は、どのダイブコンピュータも「減圧潜水モード」に自動的に入ります。減圧潜水では、減圧停止(安全停止とは違いますよー)を絶対に行わなければならず、しかもその深度と停止時間はダイブコンピュータの指示に従わなければなりません。減圧停止は水中で行いますので当然エアがその分多く必要になるのですが、ダイブコンピュータはそんなことは考えてくれませんので、減圧潜水になったらできる限りエアを多く残して浮上することが必要です。無減圧限界を大きく超えたダイビングの場合は、減圧停止が2回以上指示される場合があり、この場合もダイブコンピュータの指示に従わなければなりません。例えば「6m - 1分」と表示されていた場合はまず6mまで浮上し、1分間そこで、絶対に6mより浅く行かないようにして停止します。1分が過ぎたらダイブコンピュータをチェックします。もしダイブコンピュータの表示が無減圧潜水に戻っていれば、そのままゆっくり浮上してOKですが、次の指示「3m - 2分」が表示される場合もあります。この場合は3mまで浮上して、2分間、絶対に3mより浅く行かないようにして停止する必要があります。減圧停止指示を無視すると、ダイブコンピュータはSOSモードに入り、多くのモデルはそこでロックして機能しなくなります。減圧停止のためのエアが足りなくなった場合はバディにもらうかガイドさんにもらうなどして、できる限り減圧停止を確実に実行します。
さて本題の水中写真を撮る方のためのダイブコンピュータの選び方ですが、以下の項目を参考にするとよいと思います。上の項目ほど重要です。
- 急浮上時、浮上警告音(アラーム音)が出ること。あの音はうるさいというベテランの方も多いと思いますが、特にブルーウォーターと呼ばれる回りに何も見えない状態のとき、音がないとつい浮上速度が速くなっている可能性があります。また写真を撮っていると、つい急浮上や無減圧限界時間警告などを見落としやすいです。
- 表示が見やすいこと。最近は時刻を常時表示しているものもありますが、最低でも現在の深度、無減圧限界時間、潜水時間を大きく見やすく表示しているものを選びましょう。私はファインダー越しにダイブコンピュータを見ることも多いです。
- 自分で電池交換ができるか、またはメーカーに送らなければならない場合はバッテリー寿命が長いかどうか。ダイブコンピュータによっては電池交換のためにメーカーに送らなければならないのに、ダイビングしなくても電池寿命が1-2年と短いものもあります。特に時計機能のついているダイブコンピュータは、ダイビングしていないのに電池が消耗しやすいので注意が必要です。電池交換には通常1-4週間程度かかりますので、電池寿命が近づいたら早めに交換するのがよいでしょう。
- 水を検知して自動的に潜水モードに移行すること。この機能がないと、ダイブコンピュータの電源を入れ忘れてダイビングしてしまうことがあります。機種によってはダイビング中は電源を入れられないものもあります。
- ナイトロックス機能があること。日本ではまだあまり一般的でないナイトロックスですが、海外ではポイントによってはほぼ必須のところもあります。水中写真を撮る場合、よいシャッターチャンスを狙うため、できるだけ長い時間水中に居たいですよね。ナイトロックスを使うダイビングには所定のナイトロックス認定が必要ですが、ナイトロックス機能のないダイブコンピュータを水中に持ち込むことはできませんので、注意が必要です。
- PCインターフェース機能があること。パソコンでログデータを管理したい方は必要ですが、必須というほどのものではありません。
- ホースレス、またはトランスミッター機能があること。まだまだ贅沢な機能ですが、小さい送信機をレギュレータのファーストステージのHPポートに取り付ける(簡単にできます)ことにより、残圧情報をリアルタイムにダイブコンピュータに送信。無減圧限界時間だけでなく、その深度にエアの残圧から見て何分とどまることができるか(RBT=Remaining Bottom Time)を計算してくれます。RBTの計算には現在の水深から水面までの浮上に必要な、安全停止・減圧停止を含めたすべてのエアが含まれていますので、エアが足りなくなるということはこれでほとんどなくなります。
以前はアラジン AIR-Xを使用していたのでSmart Zはそれからの乗り換えとなるのですが、私が気に入っているポイントは3つ。画面がとにかく見やすいこと、ホースレスでRBTが表示されること、電池の持ちがよいことです。なお購入に当たっては、電池交換や修理には正規販売代理店の印のある保証書が必要になることが多いので、お店や通販で購入する場合は必ず正規販売代理店かどうか確認してください。
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(Japanese Only)
投稿者 hiroshiy : 2006年08月28日 01:44
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