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2008年05月06日

奇跡の海ラジャ・アンパットの水中写真をアップ

2005年の年末年始(どれだけ溜め込んでいるんだ?と言われそうですが)に行った、ラジャ・アンパット諸島の水中写真をアップしました。ラジャ・アンパット諸島はパプア・ニューギニアのあるニューギニア島の北西にあり、かのナショナルジオグラフィック誌が「奇跡の海」と絶賛した場所です。ニューギニア島は東側半分はパプア・ニューギニアという独立国がありますが、西側半分はインドネシア領となっており、長い間政情が安定しなかった地域です。2007年に正式にウエストパプア州という名前に落ち着きましたが、以前はイリアンジャヤとも呼ばれていました。第二次世界大戦時は日本軍が占領した後、長期間に渡りオランダの統治下にあったそうです。

ラジャ・アンパットをダイビングするにはクルーズ(船に宿泊して移動しながダイビングする)がメインとなりますが、今回はまだできたばっかりの新しいリゾート、ソリドベイ リゾートを選択しました。ソリドベイ リゾートのあるクリ島にはもう一軒、クリ・エコ・リゾートというのがあり、そちらはかなり前からあるのは知っていたのですが、とにかくサバイバル度が高く(!?)敬遠していたのです。ソリドベイ リゾートは料金も一流(結構高い)ですが設備は高級リゾートと言ってもよく、しっかりした作りのバンガロー、専用の温水シャワー、専用のテラス、レストラン、部屋にはカメラ機材を洗うための大きな流しまでついています。電気は24時間使えます。文字で読むと「当たり前だろ」と思うようなこの設備は、こんな地の果てで、、という条件を考えるとどれだけすごいか、お分かりいただけるかも知れません。隣の島には電気もガスも水道もなく、もちろん携帯電話はおろか通常の電話すらないのです。オーナーのMax Ammerは元オランダの特殊部隊出身で、全部自分で発電機をジャングルの中に設置し、水道を敷設、衛星回線で電話・インターネットを可能にしてしまったそうです。またバンガローもすべて自分で設計し、ローカルの資材と人を使って建ててしまっているのですから驚きます。

リゾートをDIYで作る話を聞くためにMaxに会いに行ってもいいくらいかもしれないこの場所は、海に関しては確かにすごい場所です。周りに文明がないわけですから当たり前かもしれませんが、ラジャ・アンパット諸島全体が海流の中にあるようで、流れが比較的早く、サンゴや魚の成育にはよい環境なのだと思います。今まで行ったところで沖縄の小浜島やマーシャル諸島はサンゴが素晴らしかったですが、ここはそれ以上ですし、魚群が通ると一緒に潜っている人が見えなくなるほど魚影が濃く、大物にも頻繁に出会うことができます。マンタポイントがあり、そこでは10-20枚のマンタを同時に見ることができ、またそのうち半分は結構珍しいブラックマンタです。バラクーダはあまりいませんでしたが、ロウニンアジ(GT)はしょっちゅううろうろしています。アラフラオオセ(Wobbegong Shark)のように珍しいサメも多く、新しいポイントが開発されていけばもっと多くの生物に出会うことができると思います。

この場所の欠点をあえて言えば、ダイビングポイントがまだあまりしっかり開発されていないということかも知れません。どのポイントで入っても全体的に流れはかなり強く、まあいわゆる洗濯機状態。うまく浮力をコントロールし岩陰を利用できないと安全なダイビングはできません。流れに逆らって泳ぐことは軍人でない限り(!!)絶対に無理と思ったほうがよいですので、基本的にできる限りゆっくり、流れを避けながら逆らわずに楽しむのがよさそうです。特にマンタポイントはカレントフック必須。カレントフックというのは日本ではほとんど使われていませんが、海底の岩にフックを引っ掛けて紐の反対側を自分(BCDのDリング)に接続し、少しエアを入れて海中で凧のようになりながら魚を見るためのものです。カレントフックは長いものを準備するのがよいでしょう。私は昔パラオのペリリュー島でガドウィンというガイドさんが作って売っている、かなり長いものを使っています。マンタポイントから離れる際には強力なダウンカレント(海底に引き込まれる潮)がありますので、急浮上にも注意。

私的にはここはもう一回行ってみたい所の一つです。東京-ジャカルタ-メナド-ソロン-ラジャ・アンパットとかなり長距離の旅ではありますが、それだけの時間とお金をかけて行く価値があると思います。大物が好き、マンタが死ぬほど見たい、群れを見るのが好きな方は、検討されることをお勧めします。病院やいわゆる現代的な設備は近くにありませんので、体調管理には気をつけましょう。
ラジャ・アンパットの水中写真はこちら
(Japanese Only)

投稿者 hiroshiy : 2008年05月06日 17:56

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