ダイビングと水中写真トップに戻る

« 懐石料理「お料理乃村」で懐石を食べる | メイン | VAIO type ZにWindows 7をクリーンインストール »

2009年11月01日

Nikon D700を購入!

Nikon D700, AF-S VR Zoom-Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G (IF) 24mm, F16 1/160秒 ISO200ずっとNikonのフィルム一眼レフを使ってきた私ですが、最近ダイビングスポットで「どう?よい写真撮れた?ちょっと見せて」と言われることが多くなり、また家にも未スキャンのフィルムが溜まるようになり、そろそろデジタル化が必要と考えるようになりました。機材をデジタル化するにあたっては、今までがF100だったので基本Nikonで、あとはFXかDXか、、という点でNikon D700にするかD300Sにするか比較しました。水中ではワイド写真が好きなのですが、FXならAi AF Fisheye-Nikkor 16mm F2.8Dがありますし、DXでもAF DX Fisheye-Nikkor ED 10.5mm F2.8Gがあるので、案外ワイド側は苦労しないかも。ただ今までFXで慣れているし、陸上で被写界深度の大きな写真を撮りやすいという意味でFXにこだわることにしました。

※水中ワイド(広角レンズを使って、広い風景や魚の群れ・大きな魚などを撮る)写真をやる際、どうも私はNikon派が多いような気がしています。水中の場合、60m以上より先は見えないので被写界深度は陸上ほどはシビアではないのですが、それでもサンゴ礁なら周辺までキリッと写したいし、目の前に大きな群れが来ているならバックの小魚やサンゴは少しボケてくれたほうがいいし、、などと、ある程度絞りでコントロールするのが私は好きです。また水中はどうしても赤が減少するので鮮やかな感じに撮影するためには、2-3m届けばいいほうですがストロボは必須。そうなると、ストロボ撮影時、絞り優先で1/60よりシャッタースピードが遅くならないNikonのカメラは便利です。あらかじめ海の暗さや被写体との位置関係に合わせて絞りのF値をセットしておき、もしそれより明るければシャッタースピードで自動調整、暗ければシャッタースピードは1/60で下げ止まってブレを防ぎ、その分ストロボが強くなってくれます。
キャノンのEOSだと、なぜか絞り優先モード=Nikonのスローシンクロモードになり、シャッタースピードが下げ止まらなくなってしまうようです。固定はできるみたいなのですが、Nikonのように「これよりは下げないでね」はできないみたい。水中ではズームレンズを使う人がそもそも多くなく、ブレが心配なワイド写真ではこの「SS下げ止まり、あとはストロボでなんとかする」のは案外便利だったりします。

Nikon D700にするともう一つ問題があり、、それは水中で撮影するためのハウジングが、水中ハウジングの最大メーカーSEA&SEAから出ていないということ。今までNikon F100ではSEA&SEAのハウジングとポート(ハウジングの前面の透明部分、これはハウジングとは別売りになっています)を使っていたので、他メーカーに乗り換えるとなると結構システムを買い替えないといけないのです。実はNikon D700用のSEA&SEAハウジングは全世界限定で100台だけ製作されたそうなのですが、もう売り切れてしまっているそう。再生産もなさそうとの話だし、最近のSEA&SEAのラインアップを見ているとキャノン中心とも取れるような感じになってきているので、ここで思い切ってハウジングもアンティスに乗り換えることに。アンティスのハウジングの特徴はスピードライト(フラッシュのことです)が光接続。今まで結構水中ストロボがケーブルの接触の問題(!?)か何かで光らないトラブルがあったので、取りあえずトラブルの少なそうな光接続は興味があります。またここで光接続の超小型ストロボS-2000に乗り換える選択もありかも知れません。

Nikon D700を購入するにあたって今まで使っていたSIGMA 24-70mm F2.8 EX DG MACROをそのまま使ってもよかったのですが、多少画質を落としてももう少し望遠側が欲しくなったので、Nikon AF-S VR Zoom-Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G(IF)をレンズキットで同時購入。Nikonの24-70は高くて買えないし24-85は以前持っていたので、解像度的な評判は悪いのですが24-120 VRを選択しました。結果としては大正解で、確かにピクセル等倍で見ると細かいところが全然解像していないのですが、それ以上に使いやすい!これは575g(24-70は900g)で比較的軽いレンズですし、Nikon D700ではISO1600も結構使い物になってしまうので、F8くらいまで常時絞っていてもそれほど気になりません。今ごろデジタルに乗り換えて、高感度がここまで世界を変えるとは思いませんでした。。水中用のレンズは今まで通り16mmの魚眼レンズとSIGMAの24mm F1.8ですが、さすがに購入後8年くらい経過していることもあり、カビが気になったので両方ともオーバーホールに出しました。SIGMAの24mmは使っている人がいなさそうなので、ハウジングとポートが届いてからどの程度歪むかテストが必要そうです。

Nikon D700, Ai AF Fisheye-Nikkor 16mm F2.8D, F4 1/30秒 ISO6400Nikon D700を持ち出して使ってみて、気に入ったポイントは以下の通りです。
  • 高感度が使える。今まで夕方から夜の撮影ではスピードライトがあっても背景真っ暗、または三脚必須だったのです。フィルムでISO400(RXP)一段増感でやっとISO800相当を出していたところ、D700では普通にISO1600が使えます。夕焼けや日没直後であれば手持ちで全然OK。ISO3200とかISO6400では今まであり得なかった画が簡単に撮れる。夜景をボケにして使うとか。
  • スピードライト(ストロボ)の調光補正が簡単。あー光りすぎちゃったな―という時にすぐ調光補正だけ入れれば、ほぼ完璧な露出が一発で決まる。最近のデジタル一眼レフでは当たり前なのかも知れないですが、ストロボ撮影の失敗を劇的に減らせるという点で素晴らしい。
  • F100と同じく、持つ喜びみたいなのがある。マグネシウムボディは重いですが、ある程度重いほうが安定するのかも。しっかり構えて撮影できます。
早速ADR-EXCFを買って、エクスプレスカードスロットしかないVAIOノートにCFカードを入れられるようにしました。

動画機能については確かに興味はあります。Nikon D300Sの動画機能「Dムービー」ではコントラストAFにより継続的にフォーカスを合わせながら撮影ができるようになったらしいです。今までビデオカメラでは標準どころか当り前のことがNikonのデジタル一眼レフでもできるようになったことは素晴らしいですね。でも動画の撮影はズームがある程度機動的にできないと難しく、その点電動ズームは必須のような気がしています。現在Nikonも含めてデジタル一眼レフは写真を撮るのがメインなのでピタッと止められない電動ズームは搭載されていないですし、そもそもレンズ側にズームモーターを搭載しないと電動ズームに対応できないので、レンズ交換式のデジカメではしばらく出てこないのかも知れません。 特に水中写真・水中動画ではワイドでもマクロでも被写体がある程度前後に動くことが多く、ズーム倍率を連続的に可変できないと寂しい映像になってしまうかも??

まだNikon D700を水中に持ち出していないので水中の作例が出せないのですが、今のところNikon D700で気に入らない点というのは出てきてません。買ったばかりだから、、ってのはあるかも知れませんが(笑) いずれにしろ今頃初デジタルなので、ピクチャーコントロールなどもおっかなびっくりです。もう被写体によってフィルム変える必要もないんだな、、と実感する一方、色については自分の目と校正されたディスプレイを信じるしかないという現実を理解しようと努力しています。

投稿者 hiroshiy : 2009年11月01日 21:56

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.yasukawa.com/mt2/mt-tb.cgi/342

コメント

コメントしてください




保存しますか?