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2010年01月16日

Blackberry 9700 日本語化

Blackberry 9700Blackberry 9700(正式名称はBlackberry Bold 9700)を購入しました。Blackberryは以前にBlackberry Bold 9000を購入したので二台目なのですが、今回は間にSH-06Aを挟んだので久しぶりのBlackberryです。やっぱりBluetoothキーボードCPKB/BT持ち歩いていても、ぱっと取り出して使うのは一か月に一回くらい。毎日のメール利用となると、やっぱりキーボード付き携帯が必要だったようです。いつかはiPhoneみたいなタッチパネル携帯でメールを颯爽と(!?)入力してみたいと思っているのですが、キーボードより早く入力できる自信がないんですね。

Blackberry 9700(正式名称Blackberry Bold 9700)は、基本的にはBlackberry Bold 9000と同じ。サイズ的には9000が114x66x15mm、136g。Blackberry 9700は109x60x14.1mm、122g。特に幅が6mmも狭くなったのがポイントで、一回り小さい、使いやすいサイズです。そのためキーボードのサイズも小さくなっており、指が太い方にはちょっと打ちにくいかも。サイズ以外にも、Blackberry 9700は9000のトラックボールをやめてタッチパッドになっているという点や、本体上部にロックキーやスリープキーが増設されているところも違います。ロックキーは「*」キー長押しと同じくキーボードのロック、スリープキーはホルスターに入れるのと同じ、キーをロックして画面を消してくれます。電池を節約するならスリープキー活用って感じでしょうか。いずれにしろBlackberry 9700の本体上部のキーを押すだけでロックできるのは、ヘビーユーザーにはとても便利です。

日本で使うことを考えると、Blackberry Bold 9700はUMTS: 2100/1900/850/800 MHz (Bands 1,2,5/6)サポートということで、FOMAプラスエリア対応の可能性が高いと言えます。このBand VI(6)というのが日本のFOMAプラスエリアとなり、グローバル版を購入すれば世界中で使えるということになると思います。なお北米版はUMTS: 2100/1700/900 MHz (Bands 1,4,8)のサポートとなり、こちらも北米でT-Mobile 3Gを使う方(1700MHz)にはいいかも知れません。どちらのバージョンでも、GSMは4バンド対応なので基本的に困ることはないでしょう。残念ながら北米版の1700MHzはBand IV(4)なので、日本のイーモバイルやドコモで使われている1700MHz帯(Band IX=9)とは異なります。まあBlackberryをお使いの方には、そもそもBlackberry Internet Service(BIS)が提供されているのがドコモのみなので、イーモバイルは対象には入りませんよね。

さてBlackberry 9700の日本語化ですが、BB 9000の時と同じで比較的簡単です。
  1. まず、BlackBerry 9700のROMをダウンロードします。ここには世界中でBlackBerryを販売しているオペレータのROMがあり、Asia Pacificのオペレータの中にはEast Asia版というバージョンを提供しているところがあります。China Mobile Peoples Telephone、Hong Kong CSL Limited、Hutchison、PCCW Mobile, SmarTone-Vodafone、Taiwan Mobileあたりがそうなのですが、このうちTaiwan Mobile以外が現時点で最新のBlackBerry Handheld Software v5.0.0.554 (EastAsia)というROMを提供しています。このバージョンのリリースが一番早かったのはPCCW Mobileだったように思います。
  2. どのオペレータでもよいので、好きな方をクリックします。ここではPCCW Mobileを例に取りたいと思いますが、PCCW Mobileをクリックすると、Software Download for PCCW Mobileという画面が表示されますので、Please Select A Productから、BlackBerry Bold(TM) 9700 smartphoneを選択して、[Next]をクリックします。
  3. 次の画面では、Software For BlackBerry Bold (TM) 9700 smartphoneという文章が表示されていると思いますが、ここには複数のROMが用意されていることがあります。BlackBerry Handheld Software v5.0.0.554 (EastAsia)のように、EastAsiaと書いてあるROMを探してください。また、その下のFile name:のところが9700jEastAsia...のように、9700とEastAsiaの間に「j」が入っているものを選びましょう。PCCW Mobileの場合は本日時点では一つしかROMがありませんので、迷わないですね。その下にある[Download]リンクをクリックしてください。
  4. 次の画面は、個人情報の収集の承諾画面となっています。どれも適当に入力して大丈夫なのですが(すべて必須入力です)、最後の三つのチェックボックスのうち、太字になっている一番上の項目にはYesと答える必要があります。その下二つはNoでよいでしょう。記入が終わったら[Next]をクリックします。
  5. 次の画面は、BlackBerry Boldのソフトウェアをダウンロードして使用するにあたり、注意事項が書かれています。基本的にはこのソフトウェアはカナダのRIM社のものですので、日本でダウンロードして利用することはカナダからの輸出・日本への輸入にあたります。それらが問題ないことを確認して、違法ではないことを保証しなさい(=RIMの責任ではないよ)という文面にサインするものです。問題なければ(!?)Agreeにチェックを入れて、[Next]をクリックします。
  6. 次の画面で[Download]ボタンをクリックするとダウンロードが始まります。約140MBあります。
  7. ダウンロードが完了したら、ROMを焼く前にBlackBerry Desktop Managerをインストールしておきましょう。付属のCDからBlackBerry Desktop Softwareを選択すればインストールできます。
  8. ここで、日本語化するBlackBerry BoldをUSBケーブルでPCに接続します。BlackBerry Desktop Softwareが正しくインストールされていれば、BlackBerry Device Managerのアイコンがタスクバーに表示され、そのアイコンをダブルクリックすると、接続オプションのところに「USB-PIN:xxxxxxxx 接続済み」と表示されると思います。
  9. 次に、ダウンロードした実行ファイルを実行します。9000jEastAsia_PBr4.6.0_rel331_PL4.0.0.172_A4.6.0.190_PCCW Mobile.exeのようなファイル名になっているはずです。普通にインストールしていくと、最後に[はい、BlackBerry Desktop Softwareを起動します。]というチェックが現れますが、これはチェックしないで[完了]をクリックします。
  10. Windows PCのExplorerより、C:\Program Files\Common Files\Research In Motion\AppLoaderにアクセスします。このディレクトリにあるvendor.xmlを削除します。
  11. 同じC:\Program Files\Common Files\Research In Motion\AppLoaderディレクトリにある、Loader.exeをExplorer上でダブルクリックして実行します。[Next]をクリックすると、通信ポートの選択画面が表示されますが、ここで[Connection]のところに先ほどの「USB-PIN:xxxxxxxx」が表示されていることを確認し、[Detect communication port]にはチェックを入れず、[Next]をクリックします。
  12. するとApplication Loaderウィザードが表示されます。画面上のほうの[Language and Input Support][Supplemental SureType(TM) WordLists]はすべて、チェックする必要はありません。画面下部の[East Asian Characters and Font Support]の中にある[Japanese Characters and Font Support]にチェックを入れ、その下の[East Asian Language and Input Support]の中にある[Japanese Romaji Input Method]にのみチェックを入れます。これで[Next]をクリックし、確認画面で[Finish]をクリックします。
  13. これでもう日本語環境がROMに焼き込まれ、BlackBerry 9700の日本語化は完了です。BlackBerry 9700は自動的に再起動します。
これでうまくいかない場合には、残念ながら「JL_Cmder」というツールを使用する必要があります。このツールはちょっと難しいのですが、簡単に使い方を書いておきますね。まず、JL_Cmderのページの下部にあるリンクから、JL_Cmder v1.9.0(インストーラーじゃないほう)をダウンロードして展開します。Windows 64ビット版をお使いの方はこのままでは動かないので、64ビット版対応CHOICE.EXE(こちらの記事より)を合わせてダウンロードし、元のJL_Cmder圧縮ファイルに入っていたCOICE.COMを置き換えます。拡張子が違うので注意!!64ビット版対応CHOICE.EXEをCHOICE.COMにリネームする必要があります。次に、JL_Cmder.cmdを右クリックし、[プロパティ]-[互換性]タブ-[互換モードでこのプログラムを実行する]を、[Windows XP (Service Pack 2)]に設定します。まだJL_Cmder.cmdは実行しないでください。このJL_CmderはBlackberry 9700の内部にあるJava VMと直接接続して、OSなどのシステムソフトウェアをロードするツールです。
日本語化の手順にあったように、ステップ1から6とステップ9から10までを実行し、OSの準備をします。次にDesktop Managerを終了させ、Blackberry 9700をUSBケーブルでPCに接続し、先ほど用意したJL_Cmder.exeをダブルクリックして実行します。最初にパスワード確認画面が表示されますが、もしパスワードを設定していれば[Y]を入力してからパスワードを入力し、パスワードを設定していなければ[N]を入力してください。次の画面では「4) wipe」を選択すると、赤い画面に変化しますので、確認に[Y]と入力し、さらに最終確認のために小文字で[blackberry]と入力します。これでしばらくするとBlackberry 9700は「レンガ」と化し、ROMの入っていない「507 Error」という白い画面だけが表示されるようになります。
ここで日本語化の手順のステップ11以降を実行すると、今度はちゃんとOSが焼けるはずです!

Blackberry 9700を簡単にレビューしておきたいところなのですが、、実は9700は上述のように大きさがBlackberry Bold 9000より若干小ぶりなのとFOMAプラスエリアが使えること、そしてトラックボールが廃止されてタッチパッドになったくらいで、それほど大きな違いはありません。タッチパッドも比較的使いやすく、9000より大きく改良された点はあまりないのかも知れません。iPhone、Windows Mobile機、その他日本の標準の携帯電話などから乗り換える場合は、以下の点に気をつけるとよいでしょう。
  • Blackberryはメールはとにかく使いやすいですが、もらえるメールアドレスは@docomo.blackberry.comとなり、iモードメールは使えません。このメールアドレスは配信もiモードメールと同じくらい、ほとんど瞬時に配信されますが、絵文字は使えません。iモードメールをBlackberry 9700などのスマートフォンで送受信するには、モバセクのiモードメール転送機能が使えます。
  • もちろん、POPやIMAPの普通のメールアドレスもBlackberryに登録してリアルタイム配信させることができますが、この場合は配信がちょっと遅めになり、最大30分くらい遅れることもあるようです。特にメールがたまにしか来ないメールアドレスの場合、その傾向が強いようです。そのため、もしリアルタイム性が必要なようであれば、何らかの転送サービスで利用したいメールを@docomo.blackberry.comに転送したほうがいいでしょう。
  • ブラウザは、iPhoneやWindows Mobile機ほどは優れていません。特に比較的致命的なのは速度で、BIS契約の場合、いったんカナダの東海岸まで行ってから、そこからプロキシを通して世界中のWebサイトにアクセスさせているようです。そのため、普通にネットを見るだけでも多少遅く感じますし、画像の多いサイトなどでは使い物にならないくらい遅いです。ブラウザ中心での利用を考えている方は、プロキシ型のBlackberryでなく、直接接続型のiPhone、Windows MobileまたはAndroid機を使用したほうがいいでしょう。
  • その他、Google MapsやGoogle Talkなどのアプリは普通に使えますが、アプリはお世辞にも多いとは言えません。
現在、私はBlackberry Bold 9700をメイン端末として利用していますが、Webブラウズは主にNexus Oneをソフトバンクモバイル契約で利用しています。何かBlackberry Bold 9700についてご質問があれば、コメント欄にお願いしますね。
(Japanese Only)

投稿者 hiroshiy : 2010年01月16日 16:41

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コメント

投稿者 Jun [TypeKey Profile Page] : 2010年04月20日 13:46

yasukawa様、HTC Touch Proの日本語化の際には、このサイトでお世話になりました。(一番の近道でした。)今度は、BB9700ですか。奇遇です。私もBB9700を欲しいと思っていまして、日本語化について調べていたら、このサイトに来ました。2年前の記憶が蘇り、こちらにポストした事も思い出しました。とりあえず、日本語化に問題ない事を確信して、昨日BB9700を購入しました。
香港に住んでいますので、1010(CSL)から購入しました。驚いた事に、既に日本語入力、表示に対応していました。ケーパッドのALT + RTN で言語入力の選択オプションには、様々な中文の入力メソッドに加え、KS(ハングル)、日本語、英語が含まれていました。BB9700の日本語化のハードルは高くはないにしても、何もいじらなくていいので助かりました。とりあえず、香港1010のネットワークから購入すると、既に日本語化している事を報告します。

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